暴力を受けた場合

浮気や不倫以外で慰謝料の請求が多いのは、暴力を受けた場合です。殴る蹴るされるなどの身体的暴力(DV)を受ける以外に、精神的なモラルハラスメントについても慰謝料請求の支払い対象となります。

DVDVはわかりやすいですけど、モラルハラスメントについては幅広い内容となっています。配偶者に暴言をはかれたり、人格を否定するような発言をされるほかに、壁を殴るなど物に八つ当たりする場合なども該当するようです。理由もなく無視され続けたり、家で料理を一切食べずに外食をするような家庭内別居状態についても、モラルハラスメントに入りそうです。精神的な苦痛が大きく、一緒に暮らしていく際に障害になりそうな事由については、慰謝料が発生しやすいということでしょう。

「性格の不一致」という理由だけでは離婚できませんけど、モラルハラスメントが行われていれば話は違ってきます。実際には、モラルハラスメントは室内で行われることが多く、証拠が残りません。被害を受けている側も、暴言をはかれるような理由、相手を怒らせるようなことをしているという自覚がある場合などに、他人に相談できないようです。モラルハラスメントは立派な暴力ですから、精神的な苦痛を感じる場合は弁護士に離婚相談をしてみましょう。

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浮気・不倫をした場合

慰謝料が取れるケースで一般的なのは、浮気・不倫をした場合です。しかし、慰謝料の金額については、とくに定められてはいないようです。ちなみに、浮気はしたけど離婚しない場合は、慰謝料の金額が低くなるということです。離婚は精神的な苦痛が大きいから、高額の慰謝料が取れるということなのでしょう。

慰謝料結婚していた期間が長い場合や浮気されていた期間が長い場合なども、慰謝料の金額は高くなるようです。精神的な苦痛が長期間に亘った場合も、慰謝料は高くなります。浮気・不倫をしたという事実だけでなく、期間についても考慮されて慰謝料の金額が決まります。子供がいる場合なども、子供がいない夫婦に比べると、慰謝料の金額が違ってきます。子供についても、精神的な苦痛が考慮されます。また、子供が多い場合は、精神的な苦痛も広がるということになり、慰謝料は高額になります。

慰謝料は、浮気相手に対しても請求することができます。夫が浮気した場合などは、夫と愛人の両方に対して慰謝料請求が可能です。これもまた、浮気の年月が関係してきます。浮気の年数が長ければ、それだけ慰謝料は高額になるでしょう。ダブル不倫の場合などは、両方が浮気をしたということで相殺になることもあるようです。

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弁護士へ相談

離婚で慰謝料が発生するケースですが、たとえば片方が浮気をした場合、それが原因で夫婦関係が壊れた場合に、もう片方が受けた精神的苦痛の損害を賠償する意味で支払われます。また、配偶者から暴力を受けた場合にも、慰謝料を請求できます。

離婚の理由で多いのは「性格の不一致」ですが、これは双方に関係しているということで慰謝料を請求できないようです。本人にとっては大きな精神的苦痛を受けたケースでも、一般的な離婚事由に該当しない場合は、慰謝料の請求が認められない場合が多いとのことです。

ほかに「悪意の遺棄」と言って、生活費を入れてもらえなかったり(経済的DV)、長い間別居状態が続いた場合なども、慰謝料が発生します。民法によれば、離婚する理由が「婚姻を継続し難い重大な事由」である場合に、慰謝料を請求できるということです。

ただし、離婚の際の慰謝料には個人差があり、お金のないところから取ることはできません。芸能人が離婚する際に、何億という慰謝料を請求するケースをニュースで見かけますが、請求するのは自由です。しかし、実際には妥当な金額で折り合いがつきます。結婚していたのがお金持ちだから慰謝料は、一般人の2倍になるという話ではなく、お金持ちが多く支払う傾向があるということらしいです。

慰謝料は請求しても、相手の経済状態によって取れないケースがあるのと、個々の事情が考慮されて請求金額に幅があります。一概に、どのケースが金額が多いとは言いかねますから、弁護士に慰謝料の相談をしてください。

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